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Vol. 69

設計教室2022 建築視察ツアー第1回 報告

2022.07.21 カテゴリ:, ,  タグ:

2022年 建築視察ツアー第1回を開催。

7月13日に、建築視察ツアー第1回を開催しました。ゲスト講師の実作を巡る本ツアー、第1回は石川素樹さん編です。「中町の家」と「西参道テラス」を見学しました。 参加者は24名。久しぶりのリアルでのイベント開催となりました。参加者のほとんどが第1クールの講義を受けているということもあり、講義で学んだ石川さんの設計への考えを踏まえ、皆さん細部まで熱心に見学されていました。

石川素樹 氏/石川素樹建築設計事務所:http://www.motokiishikawa.com/
 

<中町の家>

小金井市の閑静な住宅街に建つ住宅です。第1クールの講義内で、グリッドを見直し、150mmをベースに設定したとお話しされていた本物件。あまり見たことのないグリッド設定に、見学者も伊礼さんも、歩幅でスケールを測る姿が目立ちました。

当日は雨が降っていたためルーバー戸は閉じられていましたが、オーナーさんのお話しによると、晴れの日は開け放ってご近所さんと土間に腰掛けたりと、縁側の様な使い方をすることもあるのだとか。「内外の関係を曖昧に」という石川さんの設計意図が実現されていることがよくわかるエピソードでした。

<西参道テラス>

渋谷区に建つ集合住宅です。1階はギャラリーや事務所になっており、石川さんの事務所もここにあります。今回は石川さんの事務所と、住宅のうちの1件、そしてギャラリー「Style Hug Gallery」さんを見学しました。

集合住宅らしからぬ佇まいや共有庭の取り込み方に、皆さん敷地内を歩き回り色々な方向から観察されていました。室内ではキッチンのつくりや建具のおさまりなど細部への様々な配慮について参加者から質問がとび、石川さんのお話を聞きながら図面への落とし込み方を考える姿などが見られました。

次回は9月14日、熊澤安子さんの実例を巡ります!



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