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Vol. 99

設計教室2025 建築視察ツアー第2回 報告

2025.12.11 カテゴリ:, ,  タグ:

2025年 建築視察ツアー第2回を開催。

11月19日に、ゲスト講師の実作を巡る建築視察ツアー第2回 竹原義二さん編を開催しました。見せていただいたのは、「ロゴバ東京店」「安井建築設計事務所」「浄土宗瑞乖院 了聞」です。(安井建築設計事務所さんは、ロゴバ東京店が入るビルを改修して事務所を構えていらっしゃり、その繋がりで竹原さんよりご紹介いただき、見学させていただきました)

木造の住宅設計に携わる方が参加者に多いため、今回の視察地は皆様が普段お仕事で触れる機会の少ない場所、ご予算、大きさの建物ではありましたが、その根底にある”場所の持つ特性と使う人を想う”気持ちは住宅とも大いに繋がるものであり、
また、「本物に触れた経験があるかないかは大きく違うので、その機会になれば嬉しい」との竹原さんの願いを基にしたご案内からも、大いなる刺激を受ける機会となりました。
ご案内いただいた竹原さん、ロゴバさん、安井建築設計事務所さん、瑞華院 了聞さん、貴重なお時間をいただき、心より感謝申し上げます。
竹原 義二 氏 / 無有建築工房:https://moo2002.com/
 
下記、それぞれ見学レポートです。

<ロゴバ東京店>
キリムや北欧家具を中心に扱う、大阪市に本社のあるロゴバさんの東京店。場所は東京都千代田区神田の商業地。1969年に完成した築60年のオフィスビルを2024年にリノベーションするタイミングで、そのビルの1Fにショールームとしてオープンしました。
古くから商いの中心地であり、人々が多く行き交う場所の角地に竹原さんがつくりあげたのは

「家具・照明の遊園地」

外から中の様子が伺えつつも、中に入ると居場所があちこちに作られており、街の喧騒から離れてゆったりとその空間を味わうことができます。
高価な家具や照明が扱われる場所にふさわしく、素材も上質で本物、その納まりにも細やかなこだわりがあり、お客様の動線、そして働く方々の動線をしっかり考えられた空間構成からも、竹原さんの真心がうかがい知れました。また当日は定休日だったのですが、特別に貸し切りで見学させていただき、普段はご遠慮いただいている店内の写真も撮影許可をいただきました。
ご案内いただいた方々の熱量が竹原さんの上を行くもので、この場所と竹原さんへの愛が深く伝わったのも印象的でした。

<安井建築設計事務所>
ロゴバ東京が入るビルWORK VILLA MITOSHIRO(旧住友商事美土代ビル)をリノベーションし、東京事務所を構えた「安井建築設計事務所」のオフィス内部を、竹原さんのお導きで特別に見学させていただきました。
ご案内いただいたのは、東京事務所副所長の村松さん。建物の歴史を感じるリノベーションで、構造体や配管、以前の施工の痕跡などをあらわしにしており、また室内がオープンな構成になっているので、社内間、そして街との繋がりも感じる空間でした。時折、1Fを一般開放し、コンサートなどを開いており、社会との繋がりや広がり、環境貢献、歴史を繋いでいくなど、今後の目指す建築設計事務所の場を形にしておられました。
約60年前の大規模建築改修で、BEI0.55、ZEB Oriented(BELS5☆)取得


<瑞華院 了聞>
瑞華院は浄土宗大本山の増上寺の子院として室町時代からの歴史を持つお寺で、了聞は納骨堂として2020年に竣工し7階建てのビルです。
都内屈指の住宅街である広尾の、大通り沿いの交差点に建つビルは、合掌の形をモチーフにしたプロポーションで、外壁のタイルが夕日に照らされて輝いていたのが印象的でした。
法事などの限られた時だけではなく、日常の延長で親しまれる場所にしたい、という想いから計画された室内は、納骨堂の一般的なイメージとは異なるもので、時間に応じて色づく街の景色を眺めながら、一級品の家具や内装材に彩られた空間で、知人友人ご家族が故人との時間を共に楽しめるような場所になっておりました。それを体感すべく、参加者も椅子や畳に座して話をしながら懇親を深めます。
住職自ら我々にお経を読んでくださり、普段は拝見できない様々な仕様の参拝室を全て見せていただき、有難いおもてなしをいただきました。




最後は伊礼さんと竹原さんとのツーショット。笑顔あふれる一日となりました。
ご協力いただきました関係者の方々、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。



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