設計教室【上級編】第3回
2014.11.10 カテゴリ:設計教室 タグ:第3期(2014年度)
上級編最終回は「4人家族のための家」。
2014年の設計教室最終回、上級編の第3回が11月6日に行われました。 今回も即日設計、課題は約65坪の土地に4人家族のための家を設計していただきました。敷地は長野県ということで現地には行かれませんので、伊礼さんからの課題・敷地の説明がありました。そして飛び入りで建築家の若原一貴さんにもご参加いただきました。伊礼さんと若原さんとともに、3時間でプランから平面図・立面図をまとめます。設計終了後には全員からの発表の後、講評が行われました。
課題概要
敷地面積217.12㎡(65.68坪)/用途地域指定無し/建ペイ率50%/容積率80%-
第3回結果
最優秀(1.5point)
・藤岡正洋さん(株式会社高砂建設)優秀(1.0point)
・矢野智人さん(心 建築工房)
・落合 正一さん(合同会社マドリヤアーキテクツ)
・佐藤 友也さん(有限会社扇建築工房)佳作(0.5point)
・下田雅子さん(株式会社 三友工務店)
・藤原昌彦さん(バウムスタイルアーキテクト)会場投票(受講生からの投票:1.0point)
・藤岡正洋さん(株式会社高砂建設)
各賞と受賞者一覧
最優秀賞
・矢野 智人さん(心 建築工房)優秀賞
・藤岡 正洋さん(株式会社 高砂建設)
・落合 正一さん(合同会社 マドリヤアーキテクツ)佳作
・佐藤 友也さん(有限会社 扇建築工房)
・下田 雅子さん(株式会社 三友工務店)若原賞
・石原 智葉さん(株式会社イシハラスタイル)
講師作例
伊礼さん作例
若原一貴さん作例
上位入賞者の言葉
矢野 智人さん(一級建築士事務所心建築工房)
この度は、設計教室2014上級編において最優秀賞に選定頂きありがとうございます。基本編とは打って変わり、まさに「手を練る」過酷な内容でした。手早く案をまとめることの重要性、そこから見えてくる本質を探る…即日設計タイプではない私にとっては、かなり良いトレーニングとなりました。同じ課題を通じ、他の参加者の提案に刺激を受け、また、伊礼さんのプランで読み解く事もできた実りある3ヶ月でした。基本編から得た様々な気づきを大切にし、今後の設計に役立てて行きたいと思います。 ありがとうございました!!
受賞課題
藤岡 正洋さん(株式会社 高砂建設)
この度は、設計教室上級編において、優秀賞をいただきまして誠にありがとうございます。2012年から参加させていただいた設計教室も今回で4回目の参加となりました。その間には伊礼さんをはじめ、佐藤さん、若原さん、竹原さんとご活躍されている建築家の方々に講評をいただき、普段の自分では気づかないようなたくさんのご意見や気づきをいただくことが出来ました。また同じ志を持った受講生の皆様との出会いも私にとって大きな宝となりました。同じ敷地に対し、一つとして同じプランが出ることがない皆様の考えや切り口が新鮮でとても勉強させていただきました。これからも日々『眼を養い、手を練れ』を忘れずに精進していきたいと思います。先生方、受講生の皆様、住宅デザイン学校事務局の皆様本当にありがとうございました。
受賞課題
落合 正一さん(合同会社 マドリヤアーキテクツ)
設計教室上級編は毎回、当日発表される敷地に対して即日提案を行う内容です。伊礼さんの言う、「敷地を見たらまず素直な案を短時間で作ってみる」ということを実践する場でしたが、さすがに3時間でプレゼンができる状況に仕上げるのはなかなか大変で、変な汗をかきました。また、伊礼さんも同じ課題に一緒に取り組むので、同じ題材へのアプローチの仕方を聞くことができたのが最大の収穫です。全国から集まった受講者の皆さん全員の発表を見せてもらうのですが、それぞれ個性的で完成度が高いことに驚かされます。懇親会では「あれってどういう順番で考えてるの?」「いやいや、普通ですよ」と、自分の手の内を公開しあう場面もあり、とても充実した時間を過ごすことができました。
受賞課題
受賞されたみなさま、おめでとうございました!
惜しくも受賞を逃されたみなさまも、 3回の課題を通して沢山の気づきを得られたのではないでしょうか。 伊礼さんの熱心なご指導と、それに応える皆様の熱意により無事に設計教室を催行することができました。 本当にありがとうございました。今後の皆様のご活躍をお祈り申し上げます。