第3回設計教室【上級編】
2013.12.07 カテゴリ:設計教室 タグ:第2期(2013年度)
第5回、基本編最終回。
上級編最終回は、六本木にある国際文化会館にて開催されました。 国際文化会館の庭は、7代目小川治兵衛が手掛けた、桃山時代あるいは江戸初期の名残りを留めている近代庭園の傑作として知られています。平安時代の絵巻物風の様式を取り入れた建築は、この庭との調和を図って建築されており、本館は「登録有形文化財」に登録されています。
その庭園を眼下に見ながらの最終回は、作成した模型もご持参いただき、ひとり7分間の持ち時間でプレゼンテーションしていただきました。ゲスト講師は、前回に引き続き、竹原義二さん。それは、生活のシーンが見える家か。成長していく家になれるのか。14名の受講生による発表に対し、伊礼さんとともに、熱く、厳しく、愛ある講評をいただきました。
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最優秀賞
願化潤さん/株式会社 菅組伊礼智賞
箕輪 裕一郎さん/丹羽明人アトリエ竹原義二賞
岡沢 公成さん/暮らしの工房 有限会社アークプランニング特別賞
菱田 恵史さん/アトリエヒシダ住宅デザイン学校賞(受講者全員の投票により決定)
中村 圭吾さん/株式会社ベガハウスアドブレイン賞
菱田 恵史さん/アトリエヒシダ
受賞者の言葉
願化 潤さん(株式会社 菅組)
昨年から引き続きの受講でしたが、伊礼先生の講義はいつも新しい発見があり、同じテーマのお話でも繰り返し聴くことで、体に沁みわたり自分のモノになることを実感しています。その結果、最優秀賞に繋がったのだと思います。 また、ゲスト講師の竹原先生の講義は、とても刺激的で、深くを追求するあまり視野が狭くなりがちだった私の広さと深さのバランスを整えてくださいました。最終回での設計課題の講評は、参加者全員が同じ課題に取り組むことで、自分の得意な所、苦手な所が浮き彫りになり、今後、より上達するためにやるべきことを教えてくれます。今回、ここで学んだことは本当に貴重な体験でした。こんな素晴らしい学びの場を提供してくださった伊礼先生をはじめ関係者、受講者の方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。
受賞課題
箕輪 裕一郎さん(丹羽明人アトリエ)
伊礼さんや竹原さんに直接ご指導いただける、とても贅沢な機会なので、「使える時間をフルに使い、全力で取り組もう!」と決めていました。そんな意気込みで参加した各回の講義では、自分や受講者のみなさんの練り上げたプランへの講評を通して、具体的な手法を交えた実践的なアドバイスや、暮らしや住宅建築を見つめるヒントをいくつもいただくことが出来ました。この期間を目一杯過ごしたご褒美に、最終講評で伊礼智賞を頂けたことは、今後の励みになります。 加えて、全国から集まったみなさんの「うまさ、愉しさ、熱っぽさ」に触れることができ、充実感たっぷりな3ヶ月でした。これからも大切にしたいご縁です。 今回つかんだことを自分のものに出来るように、住宅建築と真摯に向き合い、目を養い手を練り続けます。ありがとうございました。
受賞課題
岡沢 公成さん(暮らしの工房 有限会社アークプランニング)
3回を通して行われた設計教室では、毎回たくさんの気づきを得ることができました。毎回行われる課題の講評では、伊礼さん、竹原さんから指摘されるアドバイスは、気づきをさらに発展してくれるものでした。講義の時間はもちろんのこと、その後の懇親会までもが貴重な学びの場であったこと、そして全国から集まってくる志高い受講者のみなさんとのお話することで、多くの刺激や学びを得ることが出来ることも大変有意義でした。 今回、竹原義二賞という評価をいただいたことが励みになると共に、大きなプレッシャーを感じながらも、地域の住まいづくりの向上に還元できるように、研鑽し続けたいと思います。ありがとうございました。