Vol. 4
第3回設計教室【基本編】
2013.06.28 カテゴリ:設計教室 タグ:第2期(2013年度)
前回に引き続き、明日館での講義がスタート。
設計教室2013【基本編】、第三回は、前回同様、池袋にある自由学園明日館での開講となりました。建物に寄り添う緑の雰囲気も変わり、一ヶ月という時間の長さを感じさせられます。建築とは何か。外側から考える。
「外側から考える」と題した講義は、“建築とは何か“という大きな問いから始まりました。ゲスト講師の佐藤重徳さんは「住宅を建築としてつくりたい」という想いのもと、 “建築“に近づく一つの建築手法として「外側から考える」ことを実践されています。自分たちが生きている時代や社会、生きている喜びを感じられる外部の要因をしっかりと認識し、設計に取り入れることがいかに重要であるか、佐藤さんが実際に設計された事例を通して教えていただきました。
佐藤重徳建築設計事務所:www2.odn.ne.jp/sato-sigenori/
標準化を考える。
伊礼さんからは、現在取り組まれているi-works projectの解説を中心に「住宅の標準化について」をお話しいただきました。i-works projectが掲げるプレタポルテな家づくり、それは「標準化」をすることにより「カイゼン」を重ね、総合的にクオリティの高い住まい、確かな住宅を提案することが出来るという考え方です。「標準化」とは、システム化し固定化することが目的なのではなく、常に安定的にクオリティの高いものを造りたいという思いからの挑戦であること。それをこれまでの設計事例を踏まえ、講義頂きました。
i-works project:i-works-project.jp/
課題発表・中間講評
今回は10名からの発表がありました。各々の設計課題の途中経過に対して、佐藤さん、伊礼さんによる丁寧な講評をいただきました。